なぜ理想と現実のギャップに苦しくなるの?
こんにちは。haruです。
今日は理想の自分とのギャップに苦しくなるときの対処法についてのお話です。
理想の自分がほど遠くて、今の自分がちっぽけすぎていやになる、という経験された方はいますか?たまにですか?私もなかなか感じてます( ´∀` )
私は大学時代に心理学を専攻していたのですが、久しぶりに参考書を開いてみました✨
そしたら好きだった理論にハイダーのバランス理論、というのがありまして(*’▽’)
ハイダーさんは、
・もやっとした気持ちが変化していく様子を
・超簡単な掛け算で
表しています。割りとどんな場面にも当てはまります。
再現性ばっちりなところが好きでした。(今も好き)
そしてこれを使えばギャップに苦しむ心理を軽減できそう!
と思ったので書きます!
それでは本題へGO!!
ハイダーのバランス理論って何?
バランス理論とは、
ハイダーが提唱した理論で、人・物に対して矛盾した認識をもっているとき、
自分の中で矛盾しない、バランスがとれた認識に変えようとする心理が自然と働く、というものです。
まず、この理論に出てくる登場人物は3つです。
①自分(Aさんとします)
②他人(Bさんとします)
③AさんとBさん両方に関係するイベント
例を挙げると、こんな感じ。
①自分
②理想の自分※
③お菓子を食べること
※ハイダーさんは他人を、理想の自分に置き換えていいなんて言ってません!笑
心理学のテストには書かないでくださいね!
そして、次に
それぞれの要素について自分が好意的に思っているか(+)、否定的に思っているかを(-)書き出します。
・自分→理想の自分 “こうなりたい”という好意的な感情なら+
・自分→お菓子 “大好き!”なら+
・理想の自分→お菓子 “理想の体型の自分”ならお菓子は食べないはず、と否定的な感情があれば-
さて、
自分→理想の自分 +
自分→お菓子 +
理想の自分→お菓子 -
という要素が出そろいましたね(*’▽’)
この3つの+、+、-を掛け算すると、答えは-です。
ハイダーは3つを掛け合わせたときの積が
+なら認識に矛盾はなく、
-なら認識に矛盾がある、
そして、矛盾を感じる不快感から逃れるために、いずれかの要素の捉え方を変えて積が+となるように心が動くと、述べています。
どんな風に捉え方が変わるの?
さて、
自分→理想の自分 +
自分→お菓子 +
理想の自分→お菓子 -
3つの積が+ならば
矛盾を感じず、安定した思考となります。
積が+になるのは、
3つの要素全てが+になる
例えば、
理想の自分→お菓子の捉え方が+に変わったとき
理想の自分は体に優しいお菓子を選ぶはず!
だからお菓子自体を否定的に捉えるのは止めよう!
むしろお菓子が体に優しいなんて最高じゃん!!
みたいな心境の変化が考えられます。
もしくは
2つの要素が-で打ち消し合う
例えば、自分→理想の自分の捉え方が-に変わったとき
やっぱり理想の自分なんて無理だったんだ、、、( ;∀;)
みたいな心境の変化です。
心理的なもやもやから逃げようとするのは自然な反応
つまり、心は、矛盾を感じると
すっっっっごく
もやもやします!!!
不快です!!!
その不快からすぐに
逃れたいと感じるので、
すぐ捉え方を変えられるのはどこなのか、
どの捉え方を変えるのが
一番手っ取り早いのか
考えてしまいます💦💦
その結果、現実が何も変わっていなくても
捉え方だけ変えてしまえる部分、、、
そう、
やっぱり理想の自分になんてなれない
という思考に変換してしまうのが楽なので
理想とのギャップが苦しいと感じるようになるのです。
なので、このバランス理論を知っておくと、
・不快から逃れたいと感じるのは通常のことだとわかる!
・構成する要素ごとに
+に感じているのか-に感じているのか洗い出す。
感情を分解すれば、一つ一つはとても小さなことで、自分の思い込みだった場合もある、と気づく。
そして、
自分→理想の自分は好意的に、プラスに認識し続ける勇気をもつことで、
理想の自分は諦めず、感情を分解して、別に矛盾があるところを探して変えていこう、という気持ちになれる。
という効果があると思います(^^♪
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
暑い日が続きますが、お体お気を付けください。
皆さんに理想の夏が訪れますように♡
haru